仏像部 > 2012 > 7月

絶対秘仏さん [1730] 

2012.07.26 18:54
先日、実家に帰った時のこと。


定年退職した両親が
定年後の趣味に「仏像をまわってみよう」
と思ったようで本棚にもともとの趣味であった
山登りの本と一緒に仏像の本が並べられてました


夜になると虫の鳴き声と
それを無常に切り裂く暴走族のバイク音しか聞こえない田舎。
することもなかった自分は
暇つぶしにその本をパラパラと見ていました。


約30年前に発刊されたその本は各地域、時代でカラー写真が
ふんだんに掲載されておりなかなか見ないアングルの仏像の写真が掲載されていて

「なかなかいいな、ふむふむ」と読みふけっているなか、
気になる一文と見たことのない仏像に目が留まりました。

十一面観音立像(重文・木造・像高175.2センチ)、
東大寺二月堂”お水取りの主体となる秘仏である

「!!!!!!!!」

ぜ、絶対秘仏のお姿が出ちゃってる!!
その時、若干自分あたふたしてたと思います。



詳細な記載はありませんでしたが写真を見る限り
腕輪を付け、ふっくらとした頬の
藤原後期の美しい観音像でした。


「一生見ることはできないだろな」と思っていた仏像、
次はいざご対面!!といきたいところですが
そこはこれからの仏縁次第。


親ぐっじょぶ!なエピソードでした。
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千手千眼観自在菩薩 

2012.07.22 11:12

桃です、こんにちはー。

仏像美容師シリーズが続いていましたが、今回はちょっとお休みをします。
だって、こんな動画にたどり着いてしまったんですもの・・・

YouTube

持物がすりおろし機やしゃもじや鍋蓋など、かなり家庭的な千手観音ですね(笑)
この人は仏像が好きなのでしょうか?
それとも、プロデューサー?
仏さまがネタになっているのはあまり観たことがないですね(汗)
衣紋とかも再現されていて、美術さん良い仕事してますね・・・

最後まで観ていただいた方で、私と同世代の方は小学校の運動会を思い出すでしょう(笑)

「走る~♪走る~♪」

ではまたー。

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「北の京 芦別」に行ってきました [キシダ] 

2012.07.16 01:47


大仏・大観音に魅せられて十数年。
数々の大仏・大観音を見てきましたが、
その中でも特に参拝したかった北海道大観音のある
「北の京芦別」に行ってきました。


ガーン。。中は真っ暗。
楽しみにしていたホテル三十三間堂には泊まれず…

仕方ないで、ホテルの後ろにいらっしゃる
北海道大観音に向かいます。


ドーーン。驚きの白さ!


1999年まではホテルから大観音へと続くモノレールがあり
歩かずに到着することができたそうです。


全盛期には水が流れたり噴水もあったのでしょう。


全長88メートル。
日本では5番目に高い大観音(大仏含む)である。
(ちなみに1位は牛久大仏、2位は小豆島大観音、
 3・4位は仙台大観音と淡路観音)


いよいよ入場。
通常は500円なのだが、内部のエレベーターが
壊れているため300円で入場できました。

…約20階まで徒歩で階段を登ります。。


写真は明るいが、節電のためか中は薄暗い。


最初のエスカレーターを登る。
2階は七福神が祀られている「七福神殿」だ。


振り返ると布袋さんが。


黄金の輝き、黄金のスマイル。


エレベーターホール!!!!(かっこいい!)
中華風で超豪華!!!!(かっこいい!)


両脇には金剛力士像!!!!(かっこいい!)


脇からコンニチワ!!!!(かっこいい!)


飛びつきたい背中!!!!(かっこいい!)


美しい天女!!!!(かわいい!)

※通常はエレベーターで一気に最上階まで行き、
 階段を下りながら巡礼するスタイルです。
 しかし、今回はエレベーターが故障していたので、
 上りながらの通常とは逆の順序となっております。


4階には56観音の大理石彫刻壁画、世界の仏具と仏像・
薬師如来を収蔵した仏教資料館がある。


ここの柱も中国調!!!!(かっこいい!)


螺旋状の階段をずんずん上ります。


身代聖観音。


この階から最上階まで吹き抜けになっている。


各階には菩薩像や観音像をはじめとする像がそれぞれ設置されている。
12階の「日光菩薩・延命南海菩薩・月光菩薩」


16階の「廣目店・増長天・龍頭観音・持国天・多聞天」


18階の「迷企羅神将・白衣観音・伐折羅神将」


上から下の階を見下ろす。


一番上には大観音と同じ形の仏像。


展望台への扉の横には「順の道」。
暗闇の中を進む。その先には・・・・。
…行って自分の目で確かめてください。


展望台からは左手のOKサインが。


芦別市内が一望できます。


青い空、白い観音と君と僕。ハレルヤ!


今日も芦別からわたしたちを見守っています。

今まで見た大観音(大仏を含む)の中で
ここまで豪華な作りのものはありませんでした。
なかなか行きづらい場所ではありますが、
行く価値は私が保証いたします。

————————————–
受付の人に聞いたのですが、私が訪れた7/1までが
事実上での「北の京芦別」だったらしく、
次の日から経営が移ってしまうとのことでした。

http://ceron.jp/url/www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/380397.html
そして8月から新たに「ライフステージ天都」としてリニューアル!
研修や合宿等の団体専用の施設になるとかで
個人が利用できるかはまだわかりませんが、またホテル五重塔や
ホテル三十三間堂に泊まれるようになるといいですね。
乞うご期待!

そわか 

2012.07.09 01:40

お寺でお会いする仏像の前には、たいていその仏さまの名前を記した木札がたてかけてありますよね。
でもう一つ、名前と一緒に書かれてることが多いものというと・・真言です。

唱えることで仏さまに直接働きかけることができるという呪文ですね。
いわば直通ダイヤルというかそんな感じかもしれません。

真言はそれぞれの仏さまに専用のものが用意されていますが、けっこう言いにくいですよね。
サンスクリット語をそのまま音写したものなので、意味もさっぱりわかりません。
なのでわりとスルーしてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかしちょっと言ってみると意外とすんなり覚えてしまうし、なんだか響きが楽しいぞ、と思ったりもするのです。

ということで、今回はつい言ってみたくなる真言をいくつか紹介します。

まずは

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

ご存知、薬師如来の真言です。
この真言はなんといっても「ころころ」がかわいらしいですよね。言ってみたくなります。
リズミカルで全体的にほどよい長さもポイント。
おそらく「他の真言はよく知らないけど薬師如来のは覚えてる」、あるいは「よく唱えてる」、という方は多いでしょう。

続いてこれもかなり好きです。

おん まか きゃろにきゃ そわか

十一面観音ですね。
このよく伸びそうな、弾力ある感じが素敵です。

これもいい。

おん あみりと どはんば うん はった そわか

馬頭観音です。
「どはんば」のエンジンがかかる感じ。馬の勢いを感じます。
馬頭観音ならではの真言だと思います。

次はこちら。

おん しゅちり きゃらろは うんけん そわか

大威徳明王です。
「しゅちり きゃらろは」の飴玉を口の中で転がす感じ。
とりあえず言ってしまいます。

これも気になります。

おん どどまり ぎゃきてい そわか

鬼子母神。
安産、子育てのご利益がある女神として信仰される鬼子母神ですが、
かつては人の子を取って食らう鬼女でした。
この真言からは彼女を怒らせると怖いんだな、ということが感じられます。

これも言わずにはいられない。

おん しゅりまりままり まりしゅしゅり そわか

烏枢沙摩明王。強面の外見とは裏腹に、真言は魔法少女モノの主人公が唱えそうなかわいらしさ。

これはどうでしょうか。飯綱権現。

おん ちらちらや そわか

かわいいです。

といろいろあるわけですが、つい言ってみたくなるという気持ちがわかってもらえたのではないかと思います。
今まで特に気にしていなかったという方は、機会があれば唱えてみるのもよいのではないでしょうか。
願いごとも届きやすくなったりするかもしれません・・!

nihhi

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仏像部史上最高MJ(メモリアルな事件)! 

2012.07.02 23:50

みなさん、こんばんは。
半夏生の本日、タコ頬張ってますか?
わたしは食べてません。いつものように豚バラな食卓です。

本日は、少し前のお話しながら、5月の、あのメモリアルな出来事の回想を。

実は仏像部、近いうちに同人誌の祭典「コミティア」@ビッグサイトに出展をしようかと考えておりまして、その下見として5月5日に開催された「コミティア100」に有志を募って行ってきたわけであります。
「コミティア100」というだけあって、なんと今回で100回目!
いろいろとスペシャルなイベントをやっている事はうっすら知っていたのですが、広大な会場をうろついている最中…

アレ?見たことある人がいる…
黒髪のウェービーな長髪にサングラス…
ってMJことみうらじゅんさんじゃないか!
まさかのMJ発見伝!

どうやら、みうらじゅん氏と喜国雅彦氏による「色即ぜねれいしょん」チャリティ原画即売会が行われていた模様。

あまり人だかりもなく、サインを描き終わると長机に突っ伏して寝始めるMJ。
(前日飲んだくれていたか、締切に追われていたのか)疲労度DXな様子。

そわそわしながら様子を窺っていると、担当の編集者の人が「いまなら、ゆっくりお話できますよ!」と背中を押すような誘い文句を放ってきたため、もはや抗うすべもなく、展示されている原画を選んで両氏の元へ…

ギャース!!! 「アイデン&ティティ」で「スライドショー」で「タモリ倶楽部」で、勿論「見仏記」なみうらじゅんが、今、至近距離に…!

ドッキドキの中、その日たまたま持ち合わせていた仏像部制作フリーペーパー「BTUTUS」の存在を思い出し、「ぶっ、ぶつーたす!ほら!」とその時自分が持っていたにもかかわらず、テンパって、デザイン番長こと部員キシダ氏のカバンから探そうとする副部長。…平常心!

「あの、仏像部という部活動をやっておりまして、フリーペーパーを作ってfgんlじゃghばぅbがlhらお…」

と、どうにか両氏に「BTUTUS」を手渡すというミッションを遂行。

すると、なんということでしょう!

「ああ〜滋賀ね。円空ね。」

手に取るや否や as soon as 興味深げにページをめくるみうらじゅん!
第一特集の「仏像部岐阜(滋賀)合宿」に目を通しているみうらじゅん!
ニヤリとした表情で円空の名を口にするみうらじゅん!

た、高まる〜!!!

それからしばらく、部員たちが大地を蹴って飛んだり跳ねたり、走り出したい気持ちになったのは言うまでもない。久々に、手が震えました。
このために作っていたわけではないけれど、正直、「BTUTUS」を作って良かった!と心から思ったことよ。

「仏像部」という名前をみうらじゅん氏の脳細胞に刻むことはできたのでしょうか?
これを機に、なにか仏縁が結ばれたらいいのになったら、いいのにね!ほんとにね!
仏像部史に残る、この出来事を胸に「仏像ナイト4」に向けてエンジンかけていきますよー

MJが手にしっかと持っているんは「BTUTUS」じゃけえのう(岩下志摩)

おわり。

BTUTUS